春よ来い♪の「桜もち」


もち米に食紅で色をつけながら「誰がこんなことを考えたのかしら・・本当に桜みたいね。」ご入居者と一緒に作る桜もち。こんな言葉を聞きながら、満開の桜を思い浮かべます。





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材料(16個分)
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もち米   2合
水     300cc
食紅    少量
砂糖    大さじ2~3
こしあん  300g
桜の葉(塩漬け) 16枚


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作り方
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①もち米は洗って、2時間ほどたっぷりの水につけてザルに上げ、手で荒くつぶしておく。
②(1)を大きめの耐熱ボウルに入れて、水と食紅(少量の水で溶いておくとよい)を加えて
 ふんわりとラップをし、電子レンジ600wで6分、続けて200wで15分加熱する。
 炊けたら砂糖を加えて混ぜ、10分蒸らす。
③桜の葉の塩漬けを5~10分、水につけて塩抜きする。
④こしあんを16等分し、丸めておく。
⑤ラップに(2)を平たくのばし、丸めたあんを包み込む。
 塩抜きした桜の葉で包み込んだらできあがり。




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【ポイント!】桜色と桜の葉
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炊く前の色は、写真を参考に食紅を入れて下さい。桜の葉は塩抜きしすぎると、ぼんやりした味になりますので、ある程度の塩気を残しましょう。

※飲み込む力が弱くなった高齢者には、もち米ではなく、うるち米(普通のご飯)で作るとよいでしょう。炊きあがりにめん棒で軽くつくと、それらしく仕上がります。召し上がるときは、のどに詰まらないよう十分にご注意ください。


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レシピ提供
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株式会社日立博愛ヒューマンサポート 管理栄養士 山下圭子さん




<プロフィール>
株式会社日立博愛ヒューマンサポート 有料老人ホーム フィランソレイユ笹丘勤務

ホームがオープンして6年間、食事サービス全般に携わる。「食」を通して、人生の大先輩であるご入居者から、季節のうつろいや時の節目を大切にすることを学ぶ。また、高齢になると、思うように噛めない・飲み込めないことに悩む方、体重のコントロールがうまくいかない方が多いのも事実。お一人おひとりにあったプランを提案している。現在は、コンシェルジュグループに所属。
共著に「野崎さんのおいしいかさ増しダイエットレシピ」(分とく山 野崎洋光)