いまむらウィミンズクリニック副院長
渡海 由貴子先生
曾祖父の代から代々医者家系で、祖母も医師でした。女性は家庭に入り夫を支えることが主流だった時代に、周りに流されない、白分の道を進む強い祖母の姿、考え方を見て、同じ女性として尊敬し私も自然に医師の道を志すようになりました。
きっかけは大学6年生の時の母の乳がんです。ちょうどその頃、乳がんが増えてきていることを学び、これからの時代はますます乳がん患者は増えると思いました。当時は、専門でない外科医が手術を行っていたので、これからの時代、専門性がある女性医師の必要性を感じ、乳腺外科の道に進みました。
患者さんは乳がんになったあとの人生が長い方が多く「傷跡が恥ずかしくて温泉に行けない」や「夏でも半袖が着にくい」などの見た目での引け目や、予後への不安を抱えながら生活されている方が多くおられます。私はそういった方々の不安や悩み、心のケアも大変重要だと思っています。当院では、患者様専用の美容室があり、治療によって脱毛した方々の外見のケアも行っています。また、産科、婦人科、乳腺外科がありますので、産後の乳腺炎、乳頭・乳輪トラブル、陥没乳頭や肥大乳頭のケアなど、人には聞きにくいことでも気軽に相談しやすく、患者様に寄り添えるような医者でいたいと思っています。
外来の診察のみならず、外科手術も執刀します
現場第一主義で、乳がん検診の画像診断の読影、
学会での発表など、常にスキルを上げる努力をしています
たくさんありますが、ここに来て良かった、手術して良かったなど感謝を述べられた時は、
本当にこの仕事をしていて良かったと思います。
患者さんへの告知では、気を遣い遠回しに伝えたり、根拠のない励ましは逆に心を傷つけてしまうので、ストレートに真実を伝えるようにしています。そして、現在の状態や治療方針をお伝えしますが、告知直後は皆さんショックが大きくて受け入れることが難しいので、次回ご家族やパートナーと一緒に来て説明を聞いてくださいとお伝えしています。また、ネット上にあふれるまがい物の情報に惑わされないように、きちんとご理解いただける説明を心掛けています。
再発や転移など残念な結果の場合は、患者さんと今後の人生を共有することになります。病気とずっと付き合っていくことをお伝えすることは何度経験しても難しいですが、きちんと正しい情報を伝えることは大切な使命だと思っています。
家族や愛犬と過ごす時間と帰宅後にビールを飲むことです(笑)また、小さいころからバレエをしていたので、踊ることや音楽に関係することは好きです。そして、イライラした時はヨガやストレッチ、筋トレやランニングなどで体を動かし、感情をリセットして平常心でいられるように心掛けています。ストイックすぎると長続きしないので、気負わず楽な気持ちで続けるようにしています。
産婦人科担当の妹(今村亜紗子医師)と長崎ベイサイドマラソンに出場!
ふたりとも無事に10kmマラソン完走しました!!
「自分の持つ技術やノウハウを多くの人に発信したいです。医師との出会いで患者さんの人生が変わると思います。どなたでも公平に正しく医療情報を享受できるような情報格差のない仕組みを作りたいです。その為に専門医のスキルの向上や医療者同士の垣根を取り除いた大きな意味でのチーム医療を作っていかなければならないと思っています。
好きな言葉は「人生の本舞台は常に将来にあり」。どんな年齢になっても、もっと素敵な自分がその先にいるはず。そう思って生活していると、前向きに生きられると思います。年を重ねた魅力的な方に接すると自分の刺激にもなります。その年齢に合った魅力を持ち続けていたいです。
仕事に対してはいつも前向きに目標を持って臨んでいるのでネガティブになることはありません。
公私で「ボジティブ」や「アクティブ」を実践する渡海先生。もっともっとお話をお聞きしたいと思いました。
9月28日には福岡で医療セミナー「守ろう女性の身体~思春期から更年期まで~」を開催します。
ご興味のある方はお申込くださいね。
仕事を通じて日々成長していきたいというエネルギッシュな熱い想い、
仕事と人生に対するまっすぐな姿勢と使命感を感じました!!
ぜひ、セミナーで直接体感してください
セミナー情報
「守ろう女性の身体~思春期から更年期まで~」
【日時】9月28日(土)15時~16時半
【会場】タカラ薬局天神7階セミナールーム(福岡市中央区天神)
詳しくはこちら
いまむらウィミンズクリニック 産婦人科/乳腺外科 ●所在地/長崎県長崎市大浦町1-26 ●TEL/095-824-2075 ●URL/http://imamura-womens-clinic.com/